１巻表紙スレ痛み ４巻裏表紙スレ痛み・水シミ有 －絵画の形式／画法見本各巻２５面
見返し木版（中澤弘光２点） 扉絵９点木版（岡野榮８点、小林鐘吉１点）
挿画５３点（木版２２点（岡野榮６点、中澤弘光８点、山本森之助４点、小林鐘吉４点）、
三色版７点（岡野榮１点、中澤弘光２点、山本森之助３点、小林鐘吉１点）、
写真版２４点（岡野榮６点、中澤弘光１０点、山本森之助４点、小林鐘吉３点、跡見泰１点）
－明治３８年１１月２日より同１２月１３日に至る上野、下野、信濃、美濃にわたる絵画を主とした旅行記 －日光、榛名妙義、碓氷淺間、澁、善光寺、諏訪、木曽路、旅の歌（那可佐波１５首、小笠原貞子３首、四絃１０首）
－表紙、見返し、扉絵・木版（中澤弘光）
中澤弘光挿画９３点（口絵４２点（木版２７点、原色版１１点、玻璃版４点）、本文中凸版印刷５１点） 挿絵、カット３６点
－高安月郊「水の都」 吉井勇「大阪遊記」 木下杢太郎「大阪」 薄田泣菫「大阪の市街」 浩々歌客「大阪見物」 須藤南翠「浪速の夢」 中澤弘光（中沢弘光）「有馬の湯」 與謝野晶子（与謝野晶子）「ふるさと」 如是法師「泉州行脚」 上田敏「神戸」
－原版の約四分の一に縮版した（１４×１０センチ）複製木版３０点 英文解説付
－近代前期の意義、近代後期の開幕、現代的感情の高揚、崇高なる現実、悲劇的絵画、オリアンタリスト、オダリスクの興趣、中世紀の誘惑、リアリズム、現代回避の画境、戦争画の推移、耽美主義と道徳主義、幻怪の世界、装飾的画趣の新生、新感覚派、近代都市生活の表現、画的韻律の組織、印象主義と日本浮世絵、外光の伝播、セザンヌの出現、太陽を慕ふ者、外光の抑制、現代文明からの遁走、サムボリスム、生活の平和と悲劇、アルカイスム、単純化の進行、新古典主義、新サムボリスム、造形的空間の新観念、浪漫的ドイツ人と窮理的ドイツ人、ダイナミズム、無国籍心理の不安、国際主義的造形、超現実主義、結論
二部構成
－第一部 日記帳、スケッチ帖から／
第二部 ９篇 島をたつ、手紙・斷章、日本の同胞へ寄す、旅をする人はみんな好い人です、サンフランシスコの花嫁、東行國際列車、滞欧畫信、望春、島へ歸りつく、旅中備忘録／
長田幹雄「巻末に」
－くる日もくる日も３２キロもの道のりを歩く僻村のしがない郵便配達夫シュヴァル。この平凡な男の脳裏にとほうもない夢想が巣くっていたなどと、誰が想像しただろう。時は１９世紀末、万国博覧会が人々に「世界」を夢見させたころ、シュヴァルの夢想は奇怪な宮殿として醗酵しはじめていた。そして４３歳のある日、彼は配達の途中で一つの奇妙な石につまづく。石をみつめてシュヴァルは決心した。「自然がこれだけのものを与えてくれるのなら、私は建築家に石工になろう。」－そしてその日から、郵便配達をこなしながらの、３３年間にも亘営々とした石の宮殿づくりが始まった。（紹介文）
文中参考図版、写真多 ７章 －第１章 オートリーヴ、第２章 単独歩行者の夢、第３章 村の気違い、第４章 「終わりなき静寂と休息の墓」、第５章 理想宮の案内（東の正面、西の正面、南の正面、北の正面、回廊、空中庭園、シュヴァル動物園）、第６章 死後の栄光、第７章 三人の大無意識家・シュヴァル－ルソー－ルーセル／あとがき
－１６世紀名画復活の秘話。ドキュメンタリーな写真と詳細な図解を多用することにより緻密で難解な修復テクニックを克明に解説（帯文）
－プロローグ／カラー図版で見る修復工程／単色図版で見る修復工程／修復の依頼、調査の旅、搬送の旅、修復の前に、修復のはじまり、木との交わり、画面の手当て、額装－調湿装置、後追いの旅／エピローグ／修復レポート（英・仏・独・日文）
