古本屋の苔花堂書店

古本屋の苔花堂書店・ひっそり日記

3月8日(水)
午前中、実家。父の通院の付き添い。帰ってきて、甥っ子長男の誕生日のお裾分けシュークリームをいただく。お茶は勝手に紅茶をいれて父とティータイム。しかし、甥っ子長男もとうとう18才成人である。光陰矢の如し、きえーっっ、と思う。帰り道「新鮮市場フレッツ」とでっかい魚屋さん「旬」で買い物をしていく。帰宅して店で仕事。
3月7日(火)
一日店。ポチポチと入力。
3月6日(月)
午前中歯医者。午後から店。ポチポチと入力。
3月5日(日)
午前中あちこちお出かけ。まず銀座で「酒井洸恵個展-今 私にできること-」を見る。名前しか存じない方なので気楽に見られる。春の花木が色鮮やかにいけられて心弾む。大きな作品や線がたくさんの作品でも全体的にスッキリ感じて、とても落ち着く。私は木瓜と椿の作品が一番のお気に入りでした。
続いて草月会館で「斉藤比彗個展-海からのおくりもの」を見る。この方もお名前しか存じない方なのでやっぱり気楽に見られる。いけばな展で「海からのおくりもの」って何なんだろう、と思っていたのだが、海岸で見つける硝子の破片(シーグラス)と流木を使った製作が、いわばライフワークの一つになっているとのこと。これが、凄かった。シーグラスとは海で揉まれて角が取れて磨りガラス状になって砂浜に打ち上げられている硝子の破片で、それ自体は愛好者(?)がたくさんいらっしゃる。同門の方で、サーフィンが趣味の方は波乗りにいってシーグラスを見つけると集めていて、いけばな作品に使ったりしていた。この斉藤さんはシーグラスを使っったステンドグラスで鳥や魚や蝶など動物を作って作品に取り入れているのでした。その動物たちが生き生きしてて可愛い。ステンドグラスも驚いたが、流木を組合せた作品もとても格好良くて、ひゃー凄いなぁ、面白いなぁと堪能する。いやー、ハシゴして良かった。
方南町「わくわくまつり」に来ていた馬方南町駅で降りたら駅の近くの駐車場と商店街で「わくわくまつり」というのをやっていた。商店街に小さな机だけのお店やワークショップなどがずらーっと並んでいて面白い。歩いていたら「移動動物園」が来ていて、小動物のコーナーはお子さまの行列で見られなかったが、道路に馬がいた。写真を撮っても良く、しかも撫でていいとのことだったので、なでなでさせて貰う。馬(ポニーだそうな)の毛は見た目よりもずっと柔らかいという印象。馬草もぐもぐタイムだったが撫でられると多少ビックリするのか顔をあげる。一人なので顔を上げた写真が撮れず残念。出店のクッキー屋さんで卵ボーロを買って帰る。
3月4日(土)
一日店。ポチポチと入力。
3月3日(金)
午前中、深大寺のだるま市に行く。
深大寺山門深大寺山門
深大寺深大寺
深大寺だるま市だるま市
8時出発、9時前到着。まだそれほど人出がない分屋台もまだ準備中。お蕎麦を買って、茶店で団子をたべて、何となくブラブラして過ごす。
国立天文台ビジターワッペンいつもは、このまま帰るのだが、今日は国立天文台見物をしてゆく。国立天文台は見学無料。個人見学なら当日いきなりいっても大丈夫。正門の守衛さんのところで申込用紙に記入するとパンフレットとビジターワッペンを貰える。
第一赤道儀室第一赤道儀室
太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
大赤道儀室(国立天文台歴史館)大赤道儀室(国立天文台歴史館)
ゴーチェ子午環室ゴーチェ子午環室
建物はレトロだし、建物の名前もこの上なくかっちょいいのだが、いかんせん天文学に関する知識がない。解説の看板もあるのだが全く理解できない。見学コースには展示室と名のつく建物もあるのだが、コロナの為なのか時期的なことなのか展示はなし。ガラス越しに中の様子や機器が見られる建物は幾つかあるが、実際に中に入いれるのは国立天文台歴史館(大赤道儀室)のみ。図書室があってここは見学者の方もどうぞ、とは書いてあるが、恐れ多くてとても入れない。
我々が楽しめるのは、同じ敷地内にある「三鷹市星と森と絵本の家」。ここは何度来ても楽しい。
天文台を出たすぐ近くにあるラーメン屋「江川亭」でお昼ご飯。スープが透明でとても美味しい。帰宅して午後から仕事
3月2日(木)
一日店。ポチポチと入力。
3月1日(水)
午前中、実家。父のお医者さん通院の付き添い。午後は藤本陶房にいくおでそのまま小金井方面へ。そうは行っても時間がまだある。藤本陶房への行き帰りにいつもナビの画面に出てきて、とても気になっていた「星と森と絵本の家」に行って見る。ここは三鷹市の施設のようで、なんといったらいいのか良く判らないが、たぶん一種の児童館で、でも大人も楽しめる。国立天文台の敷地内にあり、ロビーの奥には庭がある。木でおもちゃを作る体験ができる場があったり、ハンモックや木でピタゴラ装置の様なものを作るコーナがあったり、腐葉土を作る穴があったり、と土や自然と遊べる庭である。ロビーから廊下を通ってゆくと、古民家に続く。古民家は「旧1号官舎」で東京天文台(現・国立天文台)の官舎で建物自体が三鷹市の有形文化財となっている。ここに、自然、宇宙、生物、植物などに関する絵本が置いてある。館内で自由に読んで良い。畳敷きの部屋の座卓や木の机、どこで読んでも構わない。自然科学系の絵本だけではなく物語絵本も置いてある。例えば「いちご」の絵本が何冊か並んでいたがキンダーブックのしぜん「いちご」と一緒にわたりむつこの「いちごばたけのちいさなおばあさん」が並んでいるといった具合である。最初は天文台の方も見学に行くかなぁと思っていたが、ここで長居してしまい、慌てて藤本陶房へ行く。またこよう。
2月27日(月)
一日店。あれこれ。一年ほど休止していたメールマガジン「苔花堂新聞」に代わる紙の目録というか御挨拶「季節のお便り 苔花堂新聞 2023年早春号」を郵送する。中身もA3一枚だし、部数も少ないので気楽に出せる。今日発送して、着くのは水曜日か木曜日くらいかなぁ。お客さんがどう感じられるかは判らないが、このまま気楽に続けられるといいなぁと思っている。
2月26日(日)
善福寺川緑地の梅朝、8時頃ウォーキングを兼ねて、尾崎橋にあるミニストップまでいく。梅がきれい。
人が少ない時間帯を見越して、目録をコピー機て作ってしまおうという魂胆である。ミニストップのコピー機は他のコンビニよりも若干お安いのでとても助かる。小銭をじゃらじゃら用意したが足りずにレジのお兄さんに両替をお願いする。枚数が少ないのもあるが、コピー機の性能も良くなっているので、感覚的にはあっという間に終わる。戻ったら7,000歩ほど歩いており、悠々と一日仕事をする。
2月4日(土)
一日店。あれこれ。
2月3日(金)
午前中、夫と末広町にあるアーツ千代田 3331に行く。「今だから、造形花(いけばな)」第7期卒業展"RE-BORN-造形花の可能性-"という展覧会が開催されている(5日 17:00まで)。これは、いけばな草月流本部教室の「今だから、造形花(いけばな)」(講師・川名哲紀師範)というクラスの団体展である。普通にイメージされる「いけばな」ではなく、枝や植物、場合によっては植物ではない素材を使った造形作品が並ぶ。
「今だから、造形花(いけばな)」会場のアーツ千代田 3331は廃校した中学校を利用した展示施設で、ギャラリーそのものもユニーク。
「今だから、造形花(いけばな)建物の外に既に作品がある。
「今だから、造形花(いけばな)」・北出紅苑、髙井青菜、野澤彩葉・作品外と中は一続きの作品だったのでした。北出紅苑、髙井青菜、野澤彩葉・作品
「今だから、造形花(いけばな)」・播野華翠、吉山翠夏・作品全面ガラス張りを背景に、飛んでいきそうだぁ。播野華翠、吉山翠夏・作品
「今だから、造形花(いけばな)」あちこちに学校の跡がある。ここは何の教室だったのかな?と想像をたくましくする黒板。
行った時、ちょうど草月流家元が来会されていて講評していた。こちらは一見物人なのだが、まあ、ちょっと遠慮してすみっこの方で待つ。家元講評が終わると、出展者の友人が作品解説をしてくれる。
友人が近所の美味しいカレー屋さんを教えてくれたのだが、ちょうど昼時で満席だったので、そのまま御茶ノ水方面に歩き、蕎麦屋でランチ。歩いていたらおりがみ会館があった。話には聞いていたことがあったが「ここかぁ」ということで入ってみる。一階と中二階がギャラリーになっていて折り紙や紙の作品が陳列されている。二階は事務所で、3階がショップ。和紙と、千代紙と、折り紙、関連書籍があって見ているだけで楽しい。夫、ワクワクとお買い物。ブラブラしていたら館長さんの折り紙界レジェンド(?)小林 一夫氏が入ってきて、席について祝い鶴を折ってくれる。「初めからきちきち揃えて折る必要ないんですよね。あんまり無駄な努力はしなくて大丈夫。最後にピッと折れば、ほれ、きれいに折れるでしょ」などと話ながら、紙を机にも置かずに手の中でするすると折るので私には手品にしか見えない。
神田明神おりがみ会館を後にして神田明神にいってみる。今日は節分で「節分祭豆撒き式」をしていた。豆まきの前に鬼を退治して弓をならすという伎楽(?)が行われていた。向かって左は青鬼で、右の赤い面は鬼ではなく退治する神さまのようでした。
あかりちゃん神馬あかりちゃんも元気そうでした。
丸ノ内線に乗って帰宅。帰宅途中にスーパーに寄って恵方巻きを買って帰る。
2月2日(木)
午前中、店。帳簿あれこれ。お昼、浜田山のベトナム料理「シクロ」でランチ。ベトナム料理好きなんだが、コックさんが帰国されるとのことで2月半ばには閉店してしまうんだそうな。
午後、浜田山の花屋さん樫の木の単発レッスンでアレンジを教えて貰う。泥縄と言えば泥縄だが、せっかく藤本陶房さんにアレンジ体験の機会を貰ったので、どうせなら改めて花屋さんに教わろう、という魂胆である。樫の木さんは、扱う花がちょっと変わっていて洒落ているのと、かなり良い状態の花を扱っている。なので値段もそれなりなのだが、値段だけのことは充分ある花屋さんという印象を持っている。で、これこれこういう機会があるので、改めてアレンジを教えて貰いたい、ということで、道具や、アレンジを挿す時の基本的な考え方や注意事項を教えて貰いたい、という目的を話して「基礎の基礎」を教わる。
本であれこれ読んだり、多少の体験はあるものの、実践的な花屋さんから教わると新たな発見がたくさんあり、受けて良かったと思う。出来は、というと、あれこれ考えすぎて、全体的に棒立ちになってしまい、「もう少しそれぞれ高低をつけて、花の表情を出すようにした方が良いですよ」と手直ししていただく。ラナンキュラス2種、スカビオーサ、スイートピー、宿根スイートピー、アスチルベ、トリコニウム、クリスマスローズ
フラワーアレンジ・ラナンキュラス2種、スカビオーサ、スイートピー、宿根スイートピー、アスチルベ、トリコニウム、クリスマスローズ なんといっても花が豪華である。こういう時、花は腕を隠してくれるのでありがたいです。(ホントはそんなことではいけないのですが)
2月1日(水)
午前中、店。帳簿あれこれ。午後藤本陶房にいく。
アレンジ・ラナンキュラス、バラ、ユーカリ、スイートピー、菜の花、マトリカリア見本となるアレンジの花を、ということで、今日は器に吸水性スポンジを使って挿す。ラナンキュラス、バラ、ユーカリ、スイートピー、菜の花、マトリカリア
今日もこれを描く。今日も水溶性の色鉛筆を使う。「多少まとまっているので南天よりは書きやすいと思います」と言われるものの、やっぱり難しいなぁ。
1月31日(火)
午前中、銀行行ったり、買い物行ったりあれこれ。午後から店。帳簿整理。
1月30日(月)
午前中店。帳簿整理。午後からお花。東海桜、バラ、スイートピー。既に春の花。
いけばな作品・東海桜、バラ、スイートピーいけばな作品・東海桜、バラ、スイートピー
1月29日(日)
一日店。帳簿整理。コンビニにコピー行ったりしたので一日の歩数辛うじて3177歩。
いけばな作品・万年青、チューリップ先日の万年青研究会に使った万年青を改めていける。万年青、チューリップ
いけばな作品・万年青、チューリップ、すみっこずぅーっと寄ってみると「ここが落ち着くんです」というヤツがいます。
1月28日(土)
一日店。帳簿整理。一日の歩数545歩。
1月27日(金)
午前中、埼玉県さいたま市大宮へ草月会埼玉県支部 草月いけばな展「花笑う」を見に行く。大宮駅からすぐそばのRaiBoC Hall(市民会館おおみや)は駅から近くてきれいな建物だった。春先の花が多く活けられていて、寒いながらも春は間近と思わせる雰囲気が全体に溢れていた。通路や作品と作品の間もゆったり取られていてゆっくり見ることが出来ました。
お昼はどこにするかなぁと駅の方に歩いて脇道に入ると、なんといいますかラブホと夜の町的な路地があって、まだ開いてない店ばかりなのだが、蕎麦屋とうどん屋と中華料理屋が開いていた。蕎麦屋のランチメニュー看板には「肉そば」、うどん屋には「肉うどん」があって、うー、どっちにしようかなと思ったが、「肉そば」ってどんなんだろうと蕎麦屋に入る。蕎麦屋と思っていた店は「地鶏割烹 河松(かわしょう)」という割烹料理店だった。夜なら絶対入らない店である。肉そばというのは山形県の郷土料理(?)で、基本は冷たい蕎麦なのだそうです。個々では、温かい肉そばもメニューにはあるが、山形では冬でも冷たい肉そばが一般的だ、とメニューの案内書きに書いてある。で冷たい肉そばにゴボウのかき揚げプラスで注文。冷たいと言ってもキンキンに冷えたつゆではなく、澄んだ心持ち甘辛いつゆに、鶏肉のささみのようなお肉が載っている。つけ麺ではなく丼に浸した麺で、美味しいなぁと思う。どっちかというと猫舌なのでこういう方が好きってのもあります。
お昼を食べて帰宅。帰ってから仕事。
1月26日(木)
午前中、ワークマンや大型古書店、大きなスーパーなどを巡回ドライブ。午後から仕事。帳簿整理。
1月25日(水)
午前中、店。帳簿あれこれ。藤本陶房にいく。
いけばな作品・綿、南天、冬サンゴ思いっきり手抜きで恐縮なのだが、植物としての綿も面白いかな、と思って、昨年クリスマスのいけばなで使った綿、ふさふさの実の南天、冬サンゴをいける。季節外れのクリスマスっぽくなってしまいました。
これを描いたのだが、今日は水溶性の色鉛筆とでもいうのでしょうか、書いたところを水を含ませた筆でなぞると絵具のようににじむ、という画材でかく。綿を輪郭線でなく描いてみましょう、ということだったが、最終的には筆でうっすら輪郭を描くような形にしてしまった。
1月24日(火)
一日店。ポチポチと入力。帳簿あれこれ。
1月23日(月)
午前中仕事。午後からお花。アオモジ、アネモネ、カラテア
いけばな作品・アオモジ、アネモネ、カラテア色鮮やかだが大きくてどっしりした花器を選んでしまい、枝の線が細いのと向かって右の枝が伸びすぎて間延びしているように見える、が、短くすると伸びやかな線がなくなるのでどうしましょうかねぇと評される。
いけばな作品・アオモジ、アネモネ、カラテア少し上から覗くようにして写真を撮ってみたら?と言われて写真を撮ったら、あらこの角度いいんじゃない?ということで枝を切らずに良しとなる。
いけばな作品・アオモジ、アネモネ、カラテアそれなら、いっそのこと床に置いたらどうでしょう、と思って床置きにしたが、これは考えていたほど良い感じではなく、少し低めの台に置く、くらいの作品でしょうかね。と落ち着く。
いけばな作品・アオモジ、アネモネ、カラテア家では普通にいけました。
1月22日(日)
午前中からギャラリーをハシゴして歩く。まず表参道のTIERS Gallery(ティアーズ・ギャラリー)で、SYC東京1の企画展「ENGINE」を見る。SYCとはSogetsu Young Challengers の略で「40歳未満の自主的ないけばな勉強グループ」とサイトにはあるのですが、底辺の一般会員からみると、流派公認エリート若者グループという風に見えます。要するに私のような者には無縁の団体であります。東京1とあるが東京2が有るのかどうかは存じません。ただ各都道府県で結成されているとは思う。そのような団体なので知り合いは全くいないのだが、でもせっかくなので見に行った。作品もカッコイイのだが会場のギャラリーもとてもカッコイイ。作品もそれぞれ面白いのだが、やっぱり会場の広さに比べて作品が多いんだよなぁ、と思う。グループ展で参加者が多いから致し方ないとは思うのだが。出展者もいるし、お客さんもそれに併せて多いし、鑑賞するにはなかなか難しいなぁと思う。出展者に知り合いはいないが、来場者に知っている顔があってご挨拶して会場を後にする。
原宿まで歩いて山手線で高田馬場駅へ。西武新宿線に乗り換えて下井草駅下車GALLERY五峯にて東京手描友禅展・佐藤洋宜を見る。初めて来るギャラリーで佐藤洋宜さんという方も存じ上げないのだが、たまに行く土日画廊さんの案内に同封されていた。きれいだったり、かわいらしかったりという柄の帯や着物、布が飾られていて、ほんのり樟脳の香りがする。着物を着た画廊主とおぼしき女性にご挨拶する。聞くと布や工芸系の展示が多いギャラリーとのことで、ご案内をいただけるように芳名帳に記す。ギャラリー五峯の階下にビストロ中華(?)なるお店がランチをしていたので、そこでお昼。正式にはビストロシノア陽(ひなた)というらしい。ランチのひなたチャーハンセットと春巻を注文する。チャーハンは真っ茶色で、醤油味濃い~のかなぁ???と思ったが、そんなことは全くなく醤油味では無い。では何の味で、なんでこんなに茶色いんだろうと思ったが気にせず食べてしまう。チャーハンなのだがお肉がいっぱい入っているという印象だった。
またまた西武新宿線に乗って、今度は新井薬師前駅下車。土日画廊で佐藤公紀素描展を見る。佐藤公紀(さとうこうき)氏は既に亡くなった方で、伊東深水に師事した日本画家で美人画を探求されていたとのことである。実は日本画の素描って面白いよなぁと思っている。洋画よりも日本画の方が素描というか下絵がよく残っていて展覧会で並べて展示されていたり図録にも載っていたりする。日本画を描く方には全く申し訳ないのだが、作品として提出される本画より素描や下絵の方がずっと魅力的に私には思えるのである。そんなんで、知らない画家であったが楽しみに来た。やっぱり面白かった。生き生きとしてるというか生々しいというか、でも一見さらりと描いているようにみえる。不思議だよなぁと思う。この佐藤さんは鼻筋が通っている方がお好きだったのか残っている人物像はことごとく鼻が高い。美人画を描いていた方なので女性はおかめさんよりも美人を描くのは致し方なかろうが、男性もわりと鼻筋すっというタイプが描かれている。画廊主のお話によると顔を描くのに鼻が一番出っ張っているので鼻から決めていくケースは多いと思います。とのことだった。へぇぇーと思う。

先ほどの友禅作家の佐藤洋宜氏は佐藤公紀氏のご子息とのことで、それで土日画廊からの案内に同封されていたのだと思う。佐藤公紀素描展の案内状に「父の思いで」という一文が掲載されている。これがちょっと切ない文章である。「勝手に」で恐縮だが全文引用する。

『父の思いで』

父が画家として自立したのは50代後半になってからです。それまでは、山形では飲食店、東京では屋台のおでん屋で生計をたてていました。そんな状況でも私の小中高での父親の職業欄には、飲食業ではなく日本画家と書くように父から言われていました。

どんな時にもけっして絵を描くことを諦めなかった父を誇りに思えたことは幸せなことだったと思っています。佐藤洋宜

父も立派だが息子も立派だと思う。

中野から歩いて帰って仕事。
1月21日(土)
午前中、お土産用の小さなアレンジを作る。やっぱり一時間かかかる。
お昼を食べてから、お土産アレンジを持って、幼稚園のデッサン教室へ。今回もマンツーマンで贅沢に教わる。本日は半分に切ったかぼちゃを描く。クロッキー用紙に二回、ケント紙にかぼちゃとにねぎを添えて描き、都合3回かぼちゃを描いたのだが、一枚目と三枚目ではやはり絵が違う。一枚目はかぼちゃと言うより、見知らぬ南国のフルーツ、という感じだったのが三枚目では何となくかぼちゃに見える!「何となく」というのは見ようによっては何故か「プリンスメロン」に見えるから、なのだが、やっぱり回数重ねると少しはマシになるのか?と実感する。高円寺のCoCo壱番屋で晩ごはん。豚しゃぶカレーに野菜トッピングでお肉たっぷり家庭のカレー風にする。
1月20日(金)
一日店。ポチポチと入力。
1月19日(木)
草月会本部で行われる「万年青の講習会」に出かける。本部の講習会に出るなんて初めてのことなのでドキドキする。
講座は午後1時からなので早めに行って赤坂見附のベトナム料理「ズェン ヴェット クアン」でお昼。ここに来るとついついバインミー(ベトナムサンドイッチ)ランチを頼んでしまうのだが、以前お店の人に「ランチタイムとディナータイムの間にバインミーだけの「ハッピータイム」がある」と聞いていたので、今回は講習会終わったらハッピータイムに来てバインミーを食べよう、と心に決めていた。ということでお昼はご飯物の豚肉ライス。お皿の上にご飯とチャーシューのような豚肉とサラダ、ベトナムのデザートチェーが載っていて、スープ付き950円というのを注文する。お肉はいっぱい載っていた。ご飯はいわゆるタイ米で独特の香りがある。スープがとても美味しくてご飯と一緒に食べるとえもいわれぬおいしさ。スープご飯にしたい、と思うのだが何となくお行儀が悪そうでできない。ベトナム料理に雑炊とかあると良いのにー。韓国料理のクッパみたいなの。などということを考えながらご飯を食べる。
1時から講習会。万年青(おもと)というのは青くて肉厚な葉っぱと赤い実で、たいていお正月にいけられる。伝統的な花材なので、葉組や活け方に決まりがある流派が多い。草月流には決まりは一応は無いのだが、おめでたい席などにいける時は最低限の伝統的な約束事は知っておきましょう、というスタンスである。非常に大雑把に言うと、約束事は以下のようなこと。その1・葉の枚数は奇数にする。5枚、7枚、9枚、11枚、13枚、15枚と大きさや規模や金額によって色々あるが、まあ私がお稽古やお正月花でいけるのは9枚くらいが多い。9枚でも入れるのは結構大変だと思う。その2・一株に見えるようにいける。その3・「実囲いの葉」と言って赤い実の上下に実を守るような葉を入れる。これらを守って万年青が美しく見えるようにいける、ということのようである。草月流にも花型(かけい)という、いわば活け方の定型があるのだが、どちらかというと草月流では花型を学んで花の生け方の構成や花の扱いを学んでいく基礎という位置付けになっている。この花型を経て自分なりの活け方や着眼点を見つけましょう、というのが草月流の花の学び方と私は理解している。が、花型というのは一種のテンプレートで「この形にすると、初心者であってもうまいこと仕上がりますよ」という便利なひな形で、伝統的な活け方も含めて色々なシチュエーションに適応できることが多い。万年青も「基本立真型」という草月流基礎の基礎か、第二応用立真型という花型でいけるときれいに見える、と説明される。すっと上に伸びる葉と横にすらりと流す葉、足元といって植物を挿した出発点が締まってみえるようにいける、というあたりが肝心な所かなぁ、などと思う。講師の基本的な万年青の活け方に続いて、伝統的な活け方に寄らない自由な発想での活け方のデモンストレーションの後、まずは基本的な活け方でいける。
いけばな作品・万年青オモト。第二応用立真型という形でいけました。
一番長く上に伸びる葉が「真(しん)」といって一番中心になる葉、向かって右横というか右下の方に伸びる葉が「副(そえ)」といって二番目に大事な葉、向かって左に少し流れるように入っている葉が「控(ひかえ)」と言って三番目に大事な葉。この三つの葉で大枠の形を作り、他の葉を入れ、実を入れたら実の上に少し反らせて庇のようにした葉を入れる。下にも少し葉先を反らせて、今度は株ごとまとめるような感じで葉を入れる。講評を一人一人にしてくださるのだが、待っている間にだんだん葉が広がってくると言うか下がってくると言うかになってきているようでハラハラする。何とかオッケーが出て次は伝統的な活け方を離れて自由にいけるになる。オモトの葉は15枚あってうち9枚を基本的な活け方で使い、残りの6枚と実一房、これとは別にもう一種、植物を使って良い、ということだったので水仙を選ぶ。この時点であまり時間が無く大慌てでいける。これも一作ずつ講評くださる。私はオモトを丸めて縦長の花器に入れ、脇に水仙が入れたのだが、水仙が長すぎてオモトが生きていないとのことで、オモトをメインにするようにオモトを少し持ち上げて、水仙を花器に潜らせたり幅を狭めたりした方が良いと指導を受ける。言葉では全く判らないかと思いますが、写真はなんと撮り忘れてしまったのです!!!
他の講習会の時も経験があるのだが、自分がいける以外にも、他人の素敵な作品を見るのも楽しみなんである。ただ、他の方は慣れているのか、全体の講評が終わり、先生が教壇から降りると片付けるのが早いのである。なのであらかじめ先生が一人一人講評をしている時に遠目で素敵な作品の場所を覚えておいて、片付けられる前に写真を撮らせて貰う。他にも先生の作品の写真を撮ったりして、自分の席に戻るとすっかりホッとして「ふうー」と思ってがさっと花を抜いたとたん「え、自分の撮ったっけ???」となる。今回もまさにそれです。基本の形の時はまだ多少気持ちに余裕があったのでしょう。
帰り、お昼にも入ったベトナム料理「ズェン ヴェット クアン」でバインミーと甘いミルクコーヒー(ベトナムの名前がついていたが忘れた。インターネットで出ている「バクシウ」の様な気がするがこんな感じの名前では無かった気がする。パクシーとかバックシーダーとかそんな感じだったのかな???、後日お店に行った時、そのお店では「バクシュー」と書いてありました。)で一服というか晩ごはん代わりにしてから帰る。
1月18日(水)
一日店。ポチポチと入力。
1月17日(火)
昼頃、あるお宅に本の引き取りに出向く。いけばなの先生をされていた方で以前に何度かお伺いした。二、三年程前に亡くなられ、近々家に最終的な片付けの業者さんが入るという。タンスや若干の品が残っているだけで、屋内はほとんど片付いている。本はご自身やご家族が出版された残部で、買取と言うよりもいただくだけになってしまうがそれでもいいととのことで、有難くいただいていく。「来て貰ったのでお土産に」と花器も幾つか分けていただく。ご門下の方に一通り分けて、更に更に「ホントに良いですね」と念押しした後も残っていたもので、あとは片付け業者さんに渡すだけなのだそうだが、「ええ~。これが残ったもの???」という感じ。案内してくださった方によると「いやー、皆さんやっぱり判ってらして、残ったのって一見素敵なんだけど『いけにくい』花器なんですよ」とおっしゃる。このお土産も有難くいただく。
せっかくなので家にあった枝と花でいけた。トサミズキ、アルストロメリア。いけたというか、立ったというか、辛うじて立っているというか・・・・(◎_◎;)
いけばな作品・トサミズキ、アルストロメリアいけばな作品・トサミズキ、アルストロメリア
1月16日(月)
午前中、年賀状のお年玉抽選を確認する。中学の頃からの友人で今でも年賀状のやりとりをしている方が一人いる。ご実家もカメラ屋さんで嫁ぎ先もカメラ屋さんという写真のプロなのだが、結婚して以来ずっと家族のスナップ写真をコラージュ風に構成した年賀状を送ってきてくれる。毎年、みんな大きくなったなーとか、〇〇(友だちの名前です)全然変わんなーい、とか、きゃーお嬢さん〇〇にソックリ~とか、勝手に盛り上がっているのだが、今年、そのスナップ写真に見知らぬ顔が現れた。「えー、息子ちゃんではないよなー。息子ちゃんこっちに写ってるしー。もしやもしや、お嬢さんに!!!キャー(*^O^*)」と元旦に思っていた。で、お年玉の番号を調べながら、ふと連絡を取ってみようかな、と思いつく。と言っても電話もなぁ月曜午前中で向こうも仕事してるし-、状況わかんないしーということでショートメールを出してみた。しばらく直接の音信が無い友人から急に連絡があったりすると「勧誘かな?」とか思われないだろーか???とかドキドキしながら文面打ってたらすぐに返事が来た。こちらは、ガラケーで途切れ途切れの70字づつしか打てないのだが、その合間にもちゃんとお返事が来て、とてもうれしい。ここ何年か年賀状の文面が何となく「病気でもしたのかな?」という感じがあったので、思い切って聞いてみたら、やはり病気をしていたとのことだが無事卒業したそうで「四捨五入すれば還暦だし、お互いいろいろ出て来ちゃうよねー」と慰め合って(?)メールを終える。近県と言えば近県なのだが何にしても出不精なのでなかなか腰が上がらないが、機会を作って観光がてら行ってみようかなぁなどと思う。
午後からお花。本年初稽古。水仙一式。日本水仙。
いけばな作品・すいせんいけばな作品・すいせん
1月15日(日)
午前中、近所のスーパーに買い物。本日も夫婦揃っておとなしく過ごす。どうせなら寝ちゃえと蒲団を敷いて寝てしまう。昼だというのにグウグウ眠れて夕方起きる。晩ごはんを食べて、また寝る。寝不足なのか???夫は腕がかなり痛んだらしいが、私は表面のあたりが少し痛くなってきた、という程度で済む。
1月14日(土)
午前中、帳簿整理。夫、午前中に「予約なしでOKの旧佼成看護専門学校」の会場でワクチン接種。お昼を食べてから私もそこに行ってワクチン接種。雨が幸いしたのかガラガラでスイスイ。午後、夫婦揃っておとなしく過ごす。眼科検診、ワクチン接種と「行かなきゃなー」と引っかかっていた医療事がとりあえず済んでホッとする。
1月13日(金)
午前中、帳簿整理。午後、近所の眼科に行く。一昨年の眼科検診で緑内障の疑いがあるので間を置いて一度検査に来て下さい、と言われ、モタモタと一年以上が過ぎたが、重い腰をようやく上げる。やっぱり「緑内障の疑い」と言われ、一ヶ月後ぐらいに視野検査を受けることとなる。ちょっとガーンガーンガーンという心境。視野検査って眼を動かさずにあちこち動く光を認識する検査だったと思うのだが「眼を動かさない」がなかなか出来ない。ついというかほとんど無意識に眼を動かしてしまう。検査員の人には「盲点」に入って見えてないはずなのに「見えた」とボタンを押すのでバレバレで「眼を動かさないで下さいねー」とか言われてやり直しになる。ということを先生に言ったら「がんばって下さい」と笑われる。
1月12日(木)
午前中、帳簿整理。午後、支払いに銀行へ行くついでに、浜田山の花屋「樫の木」へフラワーアレンジ体験の申込をする。フラワーアレンジに接する機会ができたので、せっかくなら花屋さんで改めて教わってあれこれ聞いてみようかな、と思っている。
1月11日(水)
午前中、帳簿整理。
午後、藤本陶房にいく。3月に希望者があれば「自作の陶器にフラワーアレンジを施してみよう」的な体験講座があるので、藤本さんが見本用に作った陶器に、こちらもだいたい予算内の花を用意して試しに挿す。当初想像してたよりも花は用意できるかな?という印象。
フラワーアレンジ・バラ、チューリップ、アルストロメリア、デルフィニウム、カスミソウ、冬サンゴバラ、チューリップ、アルストロメリア、デルフィニウム、カスミソウ、冬サンゴ。花を挿していると1時間ぐらいあっという間にたつ。
花を活けたらスケッチ教室。
1月10日(火)
昼頃、先日の金曜日の荷物届く。店の中に入れるのに一苦労。
1月9日(月)
年が明けて多少時間に余裕ができて、そろそろ新型コロナワクチン接種を受けに行くかなぁと杉並区のサイトをみたら、予約なしでOKという会場ができた。幸い歩いて行ける旧佼成看護専門学校だった。これはいい!と夫と「今日行ってみるかねぇ。祭日だけど大丈夫かなぁ。」などと支度していた。夫が場所の再確認とサイトを改めて見たら「1月:水曜日~日曜日」と出ていた。があーん。昨日だったら出来たんだねぇと拍子抜け。ポツポツと仕事の一日となる。
1月8日(日)
一日ポチポチと仕事。
お昼、夫が近所のカクヤスで買ってきたサバ缶をスパゲッティにする。トマト煮込みのサバ缶とペペロンチーノ味のサバ缶である。ペペロンチーノ味の方はシメジを足して上にお正月の残りのイクラとミツバを少しのっけた。トマト味の方にもミツバを入れる。他に一切味つけはしていないが、結構美味しい、というか味濃い。一缶で二人前作っても大丈夫なんじゃないか???というくらい味は濃い。
お昼ご飯色鮮やかなので豪華に見えますが超カンタンご飯です。
サバ缶これが使ったサバ缶です。カクヤスで一個100円ぐらいです。
2時から近所の杉並区立郷土博物館で毎年行われている「新春吉例 大宮前の獅子舞と大黒舞」を見に行く。舞手は大宮前郷土芸能保存会。例年お囃子が聞こえて「あー、始まったなぁ」とノタノタして見に行くと終わっている、という状況なので今年はちょっと早めに行く。
獅子舞にはストーリーがあって、大黒様一行が福を授けにお出ましになる時、お先祓いで霊獣獅子が道を清めているのだが、途中で食べものを見つけて食べてお腹いっぱいになって寝てしまうのです。
もどき後からやって来た大黒様の従者「もどき」がこれを見つけて獅子を起こそうとするが、怖くてなかなか起こせない。見ないようにしてようやく起こすも、獅子は寝起きで「もどき」を追い飛ばしたりする。
大黒様そうこうしているうちに大黒様がお出ましになり、福を授ける。
獅子による「謹賀新年」最後は「謹賀新年」でめでたしめでたし。お獅子を演じているのは若者でした。
お獅子に頭噛まれるの図お獅子に頭噛まれるの図
舞そのものは、挨拶や解説も含めて30分程なのだが、お獅子に頭を噛んでもらうのは結構な行列でした。老若男女問わず並んでいましたが、やっぱりお子さんが多かったかな。五本木夫妻は獅子舞見られたからまあいいか、ということで退散。やっぱりお獅子に邪気を食べて貰えば良かったかなぁ、と思う邪念溢れる苔花堂店主でありました。
1月7日(土)
朝、五本木実家で七草がゆをいただく。午前中、救世軍のバザーに品物を出しに行き、バザー会場を回って色鉛筆やら本やらを買う。花器も面白いのがあったけど本をたくさん買ってしまい持てないので次の機会に回す。帰ってきて、仕事。あれこれ。
1月6日(金)
今日から神田の市場開始。今日行っておくと、知り合いの古本屋さんにたいがい挨拶が出来る。
が、その前に、赤坂見附で途中下車して東京ガーデンテラス紀尾井町に飾られている草月会東京西支部の運営の皆さんが制作した「KEBANA Bamboo Art」の三作品を見に行く。ホテルエントランスの前で草月会東京西支部の支部長さんにお目にかかったので簡単にご挨拶する。
草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Reunion -やっと会えた!-草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Reunion -やっと会えた!- 展示場所:1F ホテルエントランス前
日本と日本を訪れる皆様との再会。ゆっくりと、寄り添うように・・・また出会える喜びを表現します。
竹だけの作品。向かって右の紅白と銀が日本の皆さんで、左側のカラフルな方が各国から日本に訪れる様々な方々を象徴しているとのことで、双方が出会う姿を表していると支部長が解説してくださいました。輪切りにした竹に丁寧に着色されて全く違う素材のように見えるほどで、ちょっと驚く。
草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Active -今年は沢山出かけよう!-草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Active -今年は沢山出かけよう!- 展示場所:2F ウォールギャラリー
今年はどこに出かけようか。大好きな人と一緒に、心躍る場所を目指して。
素直に素敵だなぁと思う。華やかで品があって。赤いダリアがとても印象的なのですが、ダリアという花はちょっと弱い花なので、いつも良い状態で見せ続けるのはとてもとても裏方の努力が要るのです。にもかかわらずダリアを選ぶなんて、なんというチャレンジ精神なのだー。妥協しないってこういうことでもあるのだなぁ、と思う。まだ蕾ですが百合も入っていて開くとますます華やぐと思う。
草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Welcome -紀尾井町へようこそ!-Welcome -紀尾井町へようこそ!- 展示場所:3F 特設展示場
様々な時を過ぎ、そして新たな心穏やかな新年。今年の笑顔を願って。いっぱい笑って、いっぱい会話して、いっぱい出会おう。
草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Welcome -紀尾井町へようこそ!-草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Welcome -紀尾井町へようこそ!-草月会東京西支部作品・IKEBANA Bamboo Art Welcome -紀尾井町へようこそ!-
お正月らしくて良いなぁと思う。松の緑、柚子の黄色とたぶんウィンターベリーの赤のコントラストも鮮やかだなぁと思う。菊(アナスタシアという品種だと思う)が素敵に入っているのだが、おそらく真ん中に置いた木に沿わせて入れているんだと思うんだが、これが本当にどの菊も良い位置、良い向きで入っていて、どうやって留めているんだろうと思う。
草月会東京西支部制作 KEBANA Bamboo Art は2022年12月28日(水)~2023年1月15日(日)、東京ガーデンテラス紀尾井町(東京都千代田区紀尾井町1-2(TEL:03-3288-5500)、東京メトロ「永田町」駅 9a出口直結/東京メトロ「赤坂見附」駅D出口 徒歩1分)にてご覧いただけます。
そのまま神田。挨拶しながら入札。児童書の面白そうなのがいくつか出ていて入札。本口(ほんぐち、といって、30冊ぐらいの本を紐で縛った物が何本かセットにして出品されるもののことをこう言います)が落ちてきてしまい、マジで置くとこない、と思う。「ならば、なぜ入札する!?」ともう一人の自分がいうのだが、そこに本があるからとしか言いようがない。受付の職員さんに「えー、落札したんだから良かったじゃないですかー。『ここは2023年の場所』として、なんとか空けて場所つくらないと!」と言われてしまう。ごもっともです。
1月5日(水)
今日は一日予定もないので、メールやパソコンのファイルの整理、ホームページのお手入れなどをして一日過ごす。一日の歩数626歩。
1月4日(火)
七福神巡り。今年の七福神は川越。お天気も良く穏やかで七福神日和。丸ノ内線から新宿三丁目で副都心線に乗り換え和光市へ。和光市から東武東上線で川越駅へ。東武東上線なつかしいなぁ、と車窓から外を見る。懐かしいのはせいぜい志木駅まで、そこから先はめったに行かない路線ではありましたが。自宅から約1時間45分で川越駅到着。
川越七福神は毘沙門天(妙善寺)→寿老人(天然寺)→大黒天(喜多院)→恵比須天(成田山)→福禄寿神(蓮馨寺)→布袋尊(見立寺)→弁財天(妙昌寺)という順番で回った。途中、道々にある神社や仙波東照宮などを拝観したり、菓子屋横丁や、お店を覗いたりしながらブラブラ歩く。結構な賑わい。着物にも力を入れている川越市のようで、着物姿の若者も男女問わず見かける。しかし、去年の秋にも友だちと川越に来たはずなのに道は全く忘れている。もうどこを歩いているのか良く判らないが、まあ楽しい。七福神巡りでいわゆる観光スポットではない場所にあるお寺さんに行けたのも良かったなぁと思う。
仙波東照宮石鳥居仙波東照宮石鳥居
喜多院喜多院
喜多院多宝塔喜多院多宝塔
時の鐘時の鐘
3時頃、本川越駅の駅ビルに入っているパン屋さんのイートインでお茶をして、今度は西武新宿線に乗り、東村山で乗り換え西武国分寺線で国分寺へ。国分寺懐かしいなぁ、と思っても駅はずいぶん変わってしまったのでした。そのまま中央線で吉祥寺へ。ユザワヤをブラブラ。
5時になったので晩ごはん。「生姜屋黒兵衛」に行ってみる。以前、クレジットカード系の雑誌に載っていた。そんな雑誌に掲載されるくらいだから、すんごくお高いのかと思っていたが、庶民の五本木夫妻にもなんとか手の届くお店である。内装はとてもカッコイイ。どの料理も生姜がバッチリ利いている。それほど辛くないなぁと思うのもあれば「おー、辛い辛い」というのもある。もやしのナムルが辛くて美味しかったです。メインはしゃぶしゃぶ。生姜の千切りをたっぷり入れてお肉と野菜を食べました。シメはうどんでいきました。うどんも美味しゅうございました。一日遊び歩いて大満足の一日でした。一日の歩数は30163歩。
1月3日(月)
今日は一日予定もなく、本当にのんびりお正月休み。午前中駅伝を見てから、方南町の松屋でお昼ご飯。夫カレーライス、私期間限定メニューのビーフストロガノフ。帰宅してまた駅伝見て、ゴロゴロ。しばらくしてブラブラ散歩。こうして三が日は終わってゆく。
1月2日(日)
なんちゃっておせち
元旦と三日は隣の五本木実家で朝ごはんにおせちをいただくが例年、二日は実家に行ってお墓参りをするので、自宅でなんちゃっておせちを食べる。やっぱり着物を着てでかける。お正月だがお墓参りの方はポチポチといらっしゃる。
霊園のそばのでっかいホームセンタースーパービバホームに寄ってみる。去年、一昨年と一月二日は休みだった。今年も休みなのかな、と思っていたら開いていた。おととしはたぶん「働き方改革」、去年はたぶん「コロナ」だったのだろう。お正月早々から有難いことではある。が、地元のスーパーサミットストアはここ何年か三が日はきっちり休んでいる。元旦はさすがに減ったが二日から開いているスーパーも多い中サミットストアの志を支持したい気持ちも大いに持っている。かなり悩ましいところである。三が日明けたら必ずサミットに行こうと思う。駐車場の端に併設されているくら寿司でお昼ご飯を食べて帰る。多少値上がりはしているものの、こちらも正月料金も取らずありがたいことである。缶コーヒーのコマーシャルでの「世界は誰かの仕事でできている」を思い出す。
帰宅後、洋服に着替え、五本木家のお墓参りを兼ねて散歩する。
1月1日(土)
初日の出明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。写真は夫が朝のウォーキングで撮った初日の出です。この時間、私はぐうぐう寝ていました。
お正月飾り本年の夫のお正月飾りはこんな感じ。大きいです。御房締めが大迫力です。
苔花堂店主今年も着物を着ました。この砂かけ婆のような人物が苔花堂書店店主です。
昨年、着物を洗い張り・仕立て替えに出し、草履も新しく買いました。着やすい着物と草履でウキウキです。大宮八幡にお参りし、川岸を散歩し、阿佐谷まで出て、ミスター-ドーナッツで麺食べてから帰宅。職人さんに鼻緒を調整して貰った低反発草履はこの上なく歩きやすく痛み知らず疲れ知らずでした。


ひっそリンク

いけばな・お世話になってます・知人編

SOSHO TSUKAMOTO SOGETSU IKEBANA SCHOOL
私が月に3度お稽古に行っているお花の先生、塚本草昌のサイト。

最初にいけばなを教わった先生が塚本先生ではなければ、もしかしたら20年もたってから、再び始めよう、などとは思わなかったかもしれません。アットホームではあるけれど節度あるお稽古では、活ける時の緊張感、意のままにならない悔しさも含めて、お花を活けることそのものの楽しさや充実感をいつも感じます。いつまでもフレッシュな感性をお持ちなのは、いつも前向きにチャレンジする姿勢からでしょうか。本当に20年前と全く変わっていませんでした。いったい先生はおいくつなのか???

Kosho Shioda Flwer Studio
花で精進し続ける塩田光昌さんのサイト。日々のいけばなはインスタグラムkoshoshiodaにて更新中。

「Works」に発表されている作品を見て、「え、え、えーこれも「お花」なのー???」と思うかもしれません。でも使われている植物は案外身近にあるもの。普段見慣れている植物の新しい側面を引き出し、見る者をハッとさせてくれます。一見無茶しているように見えるのに決して痛々しくはなく、奇抜さだけが眼を引くわけでもない。これが塩田マジック。その作品を見ていると、緊張感、爽やかさとともに、なにやらホッとする感じも受けるのです。

Akiyo Sano-Ikebana Artist/Floral Designer
いけばなで自身を表現し、見る者に何かを伝え感じさせる佐野明世さんのサイト。

「Works」に発表されている作品を見ると、繊細さや丁寧さが集まると、こうも力強さが生まれてくるのか!?と不思議な気持ちになります。「植物の力を損なうことなく自身の心の動きを形にする。」そんな姿勢が隅々にまで行き渡っています。文学、音楽、絵画、彫刻、あるいはスポーツ、数学、科学、様々な自己表現方法がある中で「いけばな」も立派な自己表現なのだという事が再認識できます。現在ロンドン在住。様々な分野の芸術家とのコラボレーションを通して幅広い表現に磨きをかけている様子がうかがえます。

花の情報局
花職人seiさんのサイト。

花の買い方、飾り方、育て方、花の資格、花の仕事の裏話、映画・ミステリー・ウルトラマンの中における花、企業の花事業から植樹マン情報。新・花の情報局のブログでは花職人seiさんの使った花材事典、ベランダでこんなに育つのか!?と驚愕の「いい加減ガーデニング」など花と緑にまつわる情報が、真正面からあるいはちょっと斜めから、小気味よい文章で綴られます。研究ページ・勅使河原蒼風データー」は勅使河原蒼風氏が(そして興味ある事を調べる事が)本当にお好きなんだなーと感じられるコーナー。姉妹サイトでは、seiさんの教養と、好奇心と、あくなき探究心の一端が見られます。

いけばな・こっそり見させてもらってます・見知らぬ方編

TOKUSIMA COFFEE WORKS・カウンターの生け花
徳島の喫茶店(と言っていいのか?)TOKUSIMA COFFEE WORKSの店内にいけてある作品が、サイト内のブログ「カウンターの生け花」から見ることが出来ます。

いけばなは本当は日々の暮らしのそこここにあるのですが、Webサイトの中でその様子を見られるのは稀なことのように思います。いけばな写真は、どうしても、場所の制約を受けない「作品」としての「いけばな」になってしまうからです。ところが実際には「場所の制約」を考えない生け花などありません。大きさ、奥行き、人の動き、人の視線、安全性、食べ物を扱う所か否か、掃除しやすいか・・・・その中で完成度を高め、場の雰囲気を変える。いける人、いける場所、そしてそこに居る人(もちろん楽しみにしている人もいるだろうし、特に意識せず受け入れる人もいるでしょう)がいての「いけばな」。そんなことを考えさせてくれる稀有なページです。活けている方のお名前はありませんが草月を勉強されている方のようです(しかも、かなり名のある方のように思える)。

TOKUSIMA COFFEE WORKSはポリシーも店内も素敵なお店のようです。こんなお店が近くにあったら・・・と思いますが、コーヒー代もケチる私はおそらく月に一度の特別なお楽しみとしてのお客さんになる程度だろうなぁ。

楽しみに見せてもらってます・知人編

こぐま工房
イラストレーター・こやまけいこさんのサイト。近況はTwitterこやまけいこにて。イラスト、アニメーション、音楽、そして「のんびり ほのぼの 脱力 ニヤリ」な日常のひとコマ。そっと垣間見る、この楽しみ。
銀座OL グルメリア日誌
国内外の演劇、芸能、書籍に関する情熱あふれる感想、劇評、書評を執筆中。

もとは「グルメリア~銀座を旅しよう」というランチを中心にした銀座案内サイトでした。食べ歩き情報だけでなく文化的側面も(なんてったって「旅」ですから)。今は昔、銀座でお茶でも飲もうと軽ーい気持ちで洒落た喫茶店にひとりで入り、メニューを見て眼が点になり、一番安いブレンド1000円をようやく頼み、そそくさと出てきてしまった事があります。「外でお茶を飲むということは、お茶ではなく時間と空間を買っているのだなぁ。」としみじみ思った次第ですが、ランチなら時間と空間だけでなく、おいしいお食事も味わえます。しかも「普通の」お値段で。毎日行く方も、たまに行く方も、めったに行かない方も(私じゃ)一度ごらんあれ。ファミレスまで載っているのもご愛嬌でした。グルメリアはグルメリアランチ版ブログへ移行したようです。


楽しみに見せてもらってます・見知らぬ方編(きもの・裁縫・くらし)

うまこの天袋
もとは「うまこの家」といういサイトでした。お会いしたことも、メールのやり取りをしたこともありません。一朝一夕には こうはなりえませんが、心豊かな暮らしをされている市井の人。わが身のガサツさをふり返っては、おっとイカンイカンと一日一度見に行っています。それにしても料理やお裁縫をしながら、よくうまく写真とれるなーといたく感心いたします。
わさいとバナー和裁人
プロの方から素人まで和裁に関する意見交換をみる事ができます。私が参考にできるレベルでは無い話から、「おー!一緒に頑張ろうねー。陰ながら応援してるよー。」と思える素朴な質問まで、どなたも真面目に質問し、どなたも丁寧に答えています。管理人hiraさんとそれに集う方々のお人柄を感じるサイトです。
お針大好き
この方も、お会いしたことも、メールのやり取りをしたこともありませんが、着物へ、布へ、裁縫へ、そしてなにより、お身内への愛情を目一杯感じるサイトでした。和裁は独学とおっしゃいますが、お母様、お義母さまという良い師に恵まれ、謙虚に楽しく作る。昔 母親から「布は捨てるもんじゃないっていうんだよ」と言われ、今でも「いつかきっと」と何となく捨てずに布や端布が山積みになっている我が身は、間違っても「三度のご飯よりも裁縫が好き」とはいえませんが、「何でもそうですが、とにかく 数多く縫う」「いつも気にして着ているよりはさっさとやり直した方が早い。」「自分のものってなんて気楽なんでしょう!」の精神は見習いたいと思います。移行されたブログも閉鎖されたようです。

組合支部の仕事で、中央線支部の地図のデザインをこやまけいこさんに頼んだ際「はたきを持っているタヌキ」というキャラクターを入れてくれた。それを見た夫が非常に喜んで、ウキウキとこのようなものを作る。 タヌキはなぜか家にあった

ハタキを持つたぬきぬいぐるみハタキは夫の手作り ハタキを持つたぬきパソコン前パソコンを打つときも手放さない

苔花堂陰のオーナー・夫により、店主はタヌキ、妻は雇われ店長に降格。」と宣言されてしまう。名前は本田ポンタというらしい。